花粉症は大人でもつらいもの。
ましてや小さな子供さんが、
花粉症で鼻づまりや目のかゆみで苦しんでいる姿をみると、
親として何か対策はできないものかと悩んでしまいますよね?
そこで今回は、
花粉症の子供に親がしてあげられる対策10コと、
鼻づまり対策で最近評判がよい方法、
保育園や幼稚園にいる間でも、
子供が一人でできる目のかゆみ対策をご紹介していきます。
花粉症の子供にしてあげたい10の対策

花粉症は、体が花粉に過剰反応するアレルギー症状。
そんな花粉症対策のポイントは、
「いかに花粉を避けるか」ということ。
花粉症の子供に親がしてあげられる対策を
ここでは10個あげてみますね。
床掃除は水拭きで
花粉シーズンの床掃除は、
雑巾・ウェットシート・モップなど
水拭きがおすすめです。
掃除機の場合、排気で床上の花粉が舞い上がり、
かえって撒き散らしてしまうことに。
どうしても掃除機を使いたい時は、
掃除機を片手で持ち上げて使用しましょう。
床上の花粉の拡散が少なくなりますよ。
空気清浄機は玄関に置く
出入りが多い玄関は、家で花粉濃度が一番高い場所。
空気清浄機は、リビングよりも「玄関」に置きます。
家の中に入ろうとする花粉を、
空気清浄で吸い取ってしまいましょう。
マスク・帽子・手袋をする
マスクを装着すると、
吸い込む花粉を約30~60%に減らし、
鼻の症状を軽減してくれます。
マスクは顔にフィットし、息がしやすいものを選び、
衛生面を考えて使い捨てタイプをおすすめします。
帽子や手袋も、花粉ができる限り
体に付かないように装着しましょう。
衣類はツルツル素材を着る
花粉は繊維が絡み合う衣類に飛びついてきます。
手触りがツルツルした素材の衣類がおすすめです。
花粉が付きにくい素材
・綿(コットン)
・ナイロン
・デニム
花粉が付きやすい素材
・ウール
・フリース
冬場の子供の外出には、
ウールのセーターやフリースを着せたくなりますが、
残念ながら花粉症対策としてはNGなんですね。
衣類に静電気防止スプレー
花粉は静電気が大好きです。
同じウール素材の衣類でも、
市販の衣類用静電気防止スプレーをすると、
花粉の付着量はかなり減りますよ。
特に花粉が付きやすいウール素材などを着る時は、
外出前にスプレーして花粉をガードしましょう。
花粉が飛ぶ時間帯を避けて外出する
花粉が多い時は外出しないのが一番ですが、
なかなかそうもいきません。
外出は、花粉が多く飛ぶ時間帯を避けましょう。
<花粉が多い時間帯>
1.11:00~14:00
※朝、山間部から飛んだ花粉が都心部に降り注ぎます。
2.17:00~19:00
※地面に落ちた花粉が帰宅ラッシュで再び舞い上がります。
◎お昼前後と夕方の外出はできるだけ避けましょう。
上着の花粉を粘着テープでとる
帰宅した際、
上着の花粉を強く叩いて払ってしまうと、
花粉を拡散してしまうのでNG。
帰宅したら、玄関先でそっと上着を脱ぎ、
玄関でコート掛けに掛けて、
コロコロなどの粘着テープで花粉を除去します。
ウエットティッシュなど湿ったものでも、
花粉が舞い上がらずにキレイに拭き取れます。
手洗い・洗顔・うがいは必須
帰宅したらすぐにお風呂に入ってしまうのが一番
ですが、現実的に即効お風呂は難しいでしょう。
少なくとも、手洗い・洗顔・うがいをして、
手や顔についた花粉を洗い落とし、
のどに流れた花粉を除去しましょう。
洗濯物は外に干さない
花粉侵入をできる限り防ぐため、
洗濯物は、部屋干しや乾燥機を使い、
屋外に干すことは避けましょう。
布団も同様に外干しはせず、
ふとん乾燥機を使いましょう。
人肌のヨーグルトを食べる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌を食べることで、
腸内環境改善⇒免疫力アップ⇒アレルギー症状改善
へとつながります。
この場合、ヨーグルトの温度がポイント。
冷たいものより「人肌(常温)」の
ぬるいヨーグルトの方が効果があります。
ぬるいヨーグルトは、乳酸菌がよく働くようになり、
腸内環境がより改善されるからです。
なお、冷えていないと少々酸っぱいですが、
「はちみつ」を入れると食べやすくなりますよ。
ただ即効性はないので、花粉症シーズン前から、
継続的に食べて体調を整えておきましょう。
子供の花粉症で鼻づまり対策ならワセリンが評判
子供の花粉症で、鼻づまり対策なら
「ワセリン」の評判がよいです。
テレビの健康番組でも紹介されていましたよ。
ワセリンは皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤ですが、
鼻や目の周辺に塗ることで、
花粉の体内への侵入を防いでくれるんです。
<花粉症対策にワセリンを使用>
ワセリンを鼻に塗る
ワセリンを綿棒に付けて「鼻の穴の中」を塗ります。
また、人指し指の先につけて、
「鼻の穴の前」「鼻の下」にも塗ってあげましょう。
鼻の場合は少量だと効果が出にくいので、
タップリめに塗るのがコツです。
ワセリンを目の周りに塗る
鼻だけでなく目の周辺に塗るのも効果的です。
ワセリンを薄く人差し指の先に付け、
涙袋からまぶたのラインに沿って塗布し、
指で少し伸ばしてあげます。
目の場合は、少量のワセリンでOK。
目に入らないように十分に注意して塗布しましょう。
ワセリンを塗るタイミングはいつがいい?
本来3~4時間ごとに1回塗り直したいところですが、
最低でも、幼稚園や保育園に行くなど外出前に一塗りを。
また、お風呂上りにも塗ってあげると、
花粉症状に悩まされずぐっすり眠れますよ。
子供の花粉症対策で目のかゆみを軽減するには?
子供の花粉症対策で目のかゆみには
大人同様、目薬を指すとスーッとします。
ですが、目薬を嫌がる子供は多いですよね。
そこで目薬以外の目のかゆみ対策をあげてみます。
<目のかゆみ対策>
目をおしぼりで冷やす
花粉症で目のかゆみのがひどいときは、
まぶたの上に冷たいおしぼりを置いてあげます。

冷たいおしぼりで、目の上を冷やしたり、
顔を拭くなどしてあげれば、ス~ッと爽快です。
幼稚園にウエットティッシュ持参
おしぼりで目や顔を拭くのはお手軽ですが、
保育園や幼稚園にいる間が問題ですよね。
ハンカチを水に濡らし、絞って、顔を拭く・・・
なんて、小さな子供1人ではできないでしょう。
保育士さんにお願いできればよいですが、
保育士さんも現実は1人で何人もの子供を
みているわけですから、無理も言えません。
こんな場合、ノンアルコールタイプの
ウエットティッシュ(ポケットタイプで携帯可)を
いつも持たせるようにしましょう。

子供には、「目がかゆい時はこれで
目の周りやお顔を拭くとスッとして気持ちいいよ」
と、よ~く教えておいてあげます。
実際に自宅で何度か練習し、
子供1人でできるようにしておきましょう。
<目のかゆみ予防法>
目のかゆみの症状が出ないように、
できる限りの予防をすることが大切です。
前述の「ワセリン」以外にも、
以下のような方法があります。
花粉対策メガネやゴーグルをかける
花粉対策のメガネやゴーグルは、
目に入る花粉の量を軽減してくれます。
装着を嫌がらない子供さんなら、
外出の際、試してみる価値はありますよ。
今はキッズ用のオシャレなメガネもありますが、
転んでケガをすると大変ですから、
顔にしっかりフィットするものを優先に選びましょう。
髪・顔用の花粉対策スプレー
花粉は静電気が発生する場所につきますが、
体で一番静電気が多いのが、髪の毛。
空から降った花粉は、真っ先に髪の毛に溜まります。
こんな花粉を、髪や顔用のスプレーでブロック。
頭や顔にシュッと吹きかけておくと、
びっしり付くはずの花粉も寄せ付けません。
子供用の花粉対策スプレーもありますので、
保育園・幼稚園に出かける前に、
頭や顔にシュッとスプレーしてあげましょう。
下
まとめ
花粉症は大人でもツライもの。
子供は辛さを表現できない場合がありますので、
親がしてあげられる対策はしてあげたいところですね。
花粉症対策を合計15個ご紹介しましたが、
基本的な考え方のポイントは、
「いかに花粉を避けるか!」
ということ。
全部の対策をするのは大変かもしれませんが、
できることから試してみてくださいね。
なお、花粉症の症状が強いようであれば、
病院で診察されることをオススメします。
お子さんの花粉症が少しでも緩和されますように。。。